春川「お役に立てて光栄です。 では、私はこれで。」 久利生「ええ、楽しみにしております。」 久利生ホールディングスのご子息との 電話を切り、しばらくすると 今度は着信音が鳴った。 お相手は崎本様だった。 崎本様は私に要件を伝え... そしてわざわざ私に 気を遣って下さった。 いつからか崎本様と話す時間が 心地のよいものになっていた。 崎本様との電話を終え ソファに腰掛けると今度は 誰かが私の部屋をノックした。