1人で食べる。それもそのはず。


私たちがいるこの場所はちょうどお店の裏側だから、他の人の目にはつかない。


人気者の利仁くんには落ち着いて食べられる場所なんだろうなぁ。




「はい、スペインカレー3つお待たせ。
1つは激辛ね」


それからもなんとか話を続けてると、ついにカレーが運ばれてきた。


スパイシーな香りが広がる。



「ありがとデ〜ス」


メアリーと利仁くん。


おかしなメンツでカレーを食べる。



「からっ!!」


「ん~、スパイシ〜」


大声で叫んで水を一気飲みした私。


それに対してメアリーは余裕で食べ続ける。


利仁くんは奮闘しながらも手を動かしてるみたい。