2時間程してどうしても優理の事が気になった海斗は二階の部屋越しに優理の部屋をめがけて石を投げる。すると優理が窓から顔をだす。
海斗「さっきはあんな態度とってごめん、仕事でいろいろあってさぁ」
優理「ホントだよ、全く。お詫びに私が寝るまでそばにいなさい!早くこっちこい!」
海斗は優理の部屋へ行く。そして2人ベットのとこに座りながら昔話に盛り上がる。
優理「ところでさぁ、明日夜勤なんだけど、疲れる〜」
海斗「ホント仕事って疲れるよ、学生が楽しかったなぁ」
優理「ホントだよね」……いつのまにか海斗の肩で寝てしまった優理…
そんな優理を見て海斗は(こいつ、やっぱ可愛いよなぁ)ってな気持ちを持ちながら頭をなでる。

これ以上の関係は絶対にダメな2人。それはなぜか?実はこの2人はいとこ同士だからである。
いとこ同士でありながらお互いに惹かれ合ってる2人。けど、それはけして表沙汰にはできない2人だったのです。お互い自分の気持ちを押し殺しながら24年間過ごしてきた。そんな2人に想像もしない試練がこれから襲ってくるなんて誰にも想像できなかった。