ものすごく暑い、夏休みの日。



「杏〜？」


お母さんが呼んでいる！


「は〜い！ここだよ！」


私は、鈴木 杏 (すずき あん)！小学三年生。とにか
く普通。頭も顔も。私の取得は明るくて活発な所
かな。


「何してたの？」


「あのね、男の子と遊んでた！
サッカーしてた！楽しかったなぁ！」


「そうなの？楽しかったんだ〜。今度その子教えてね。」

ニコッと笑うお母さんの笑顔は大好きだ。


「うん！お腹空いた〜。」

「ふふ。今日は、オムライスよ！」


－－－翌日－－－

私は、昨日と同じ公園に行った。サッカーをするために！


「着いた〜。
おっ！いたいたぁ〜！」


やっぱりいた。あの男の子。確かあの子
れお って言ってたな。苗字はなんだろ。


「おぉーーーい！」


あの子が気づくよう思いっきり呼んだ。


「へ？」


れおは、私の大声にびっくりして大きい目をさらに大きくして私を見つめた。


「お前かー！」


「うん、わたし。サッカーしに来た！後、れお君の事、知りに。」


ニコッと微笑んだ。


「俺の事、知りに？どゆこと？」


「だーかーらー。苗字とか家とか、歳とか！！」


「あーね。まだ、教えてなかったな。いいよ！いっぱい話してお互いのこと知ろう！」


れおは、私に手を出して握手を求めた。

私はそれに応え、がっしりと握手した！