もう一度。

「お、皐月じゃん!そうだ、皐月、日和のことおぶってやってよ!」


え??!


お、おぶるって、おんぶのことだよね!!?


「い、いいよ!!そんなの!!」


「けど、見てて危なっかしいし………ほら、乗りな」


皐月君は本気で私をおんぶしようとしてくれている。


今、ここで断ったりしたら、凄い失礼、だよね。


「あ、あの、重たいですよ」


「んなわけ」


笑い飛ばすように、勢いよく私をおぶって立ち上がった。


「ぜーんぜん、軽いじゃん。もっとちゃんと飯食えよ」


「た、食べてるよ!ていうか、皐月君背高いからか、地面がめっちゃ下にある………」


高いところが苦手な私は強く目をつぶった。


「んん、170センチくらいかな」


「私153センチしかないよ!」


「どう?これが、俺がいつも見てるような景色」


「遠くまで見渡せて、綺麗」


「そっか」