もう一度。

恥ずかしくて素直になれないんだよ。


この気持ちが、皐月君に勝手に伝わったり、しないかな。




その後の休み時間は玲依ちゃんと過ごした。


お弁当も一緒に食べた。


けど、食べる終わる頃、また皐月君はやって来た。


「ねぇ、皐月。あんた私の日和を独り占めしないでよ」


「別に独り占めしてるわけじゃないし。俺はただ日和と話したいだけ」


「ねぇ、もしかしてさぁ、皐月って日和のこと好きなんじゃないの~?」


玲依ちゃんは皐月君を茶化し始めた。


「ば、別に、ってそういうわけじゃ」


そう言って、皐月君は髪の毛をくしゃくしゃとした。


そして、居心地悪そうな顔になった。


「そ、そうだ。ほら、みんなでお喋りしよ!ね?」