もう一度。

皐月君の背中、少し汗の匂いもするけど、服からする柔軟剤の匂いも混ざっていて落ち着く香りがする。


疲れがきたのか、ゆっくりとした足取りで揺れるリズムに身を任せて眠ってしまっていた。




「お~い、日和ぃ??日和、着いたよ!」


「起きないね」


「皐月、ちょっと危ないけど、揺さぶってみて」


「了解」


急に体が揺さぶられて、驚いて起きた。


「んん~っ!!??」


「やっと起きた!もう、そんなに皐月の背中が良かった?」


ニヤニヤ顔で私の顔を覗き込む玲依ちゃん。


慌てて否定しようとした時、私はまだ皐月君の背中にしがみついていた。


「あれ??顔が真っ赤だぞぉ」


「そんなこと無いよ!ひ、日焼けだよ!!」


「今日は曇ってて太陽出てませんよ~」