あぁ…またか…




こいつは俺の何を知って告白してきたのだろう。



喋ったこともなければ、目があった記憶もない。



俺のどこが好きなのだろうか。



性格なわけはない。

なにせ、話したこともないのに性格が分かるやつなんていないだろ。


やはり、顔か…




「そういうの興味ないから。」



俺の気持ちを表すように、冷たい声が出る。



女は泣きそうな顔になっている。