本を読んでいると例の人物がやってきた。ドアを叩いている。

「ちょっと待ってくれ」

 ドアを開けるとびしょびしょに濡れたレオナが立っていた。
「飛んでたら急に降ってくるんだもの。びっくりしたわ」

 そう言って肩を下げた。
「んまぁ入ってくれ」
 俺はレオナを家の中に入れた。