席に戻るとしばらくして携帯が鳴った。
電話は隼人からで電話の向こう側では楽しそうな声がする。
『コンビニに来たんですけど加賀さんと武蔵さんは何がいいですか?』
「何がいいかってよ。武蔵。」
「俺、牛丼!」
「聞こえたか?俺は…いつもの……。」
後ろにいるであろう女2人の声がする。
『デザート何にする?南ちゃん細いから……って、アレ?結構、胸はありそう!』
『ちょ、ちょっと触らないでくださ………』
ガコンッ。
思わず携帯をゴミ箱に投げ捨てた。
綺麗にゴミ箱の壁面にヒットした携帯は画面がバグって歪む。
「おい。どうした。大丈夫か。
雅也、今日は変だぞ。」
「手が滑っただけだろ。」
「滑ったって音かよ。」
「………あいつら見てくる。」
「あぁ。行ってこい。」
嬉しそうとも楽しそうとも取れる武蔵の笑い顔の頬を思いっきりつねってやった。
「イテテ。なんだよ!」
文句を言う武蔵を置いて事務所を出た。
「ったく本当に世話が焼ける。」
呟いた武蔵の声が届くことは無かった。
電話は隼人からで電話の向こう側では楽しそうな声がする。
『コンビニに来たんですけど加賀さんと武蔵さんは何がいいですか?』
「何がいいかってよ。武蔵。」
「俺、牛丼!」
「聞こえたか?俺は…いつもの……。」
後ろにいるであろう女2人の声がする。
『デザート何にする?南ちゃん細いから……って、アレ?結構、胸はありそう!』
『ちょ、ちょっと触らないでくださ………』
ガコンッ。
思わず携帯をゴミ箱に投げ捨てた。
綺麗にゴミ箱の壁面にヒットした携帯は画面がバグって歪む。
「おい。どうした。大丈夫か。
雅也、今日は変だぞ。」
「手が滑っただけだろ。」
「滑ったって音かよ。」
「………あいつら見てくる。」
「あぁ。行ってこい。」
嬉しそうとも楽しそうとも取れる武蔵の笑い顔の頬を思いっきりつねってやった。
「イテテ。なんだよ!」
文句を言う武蔵を置いて事務所を出た。
「ったく本当に世話が焼ける。」
呟いた武蔵の声が届くことは無かった。

