傷を負った少女

「なんで声、震えてんだよ」

優希が、可哀想だよ……

「どっちなんだっ……」

「傷つくわけねぇよ。早く言え」

「……北川真奈美さん」

「はっ?」

「……っ!おい、まさか……」

大翔は分かったらしい。

俺は静かに頷いた。

「おい待て。なんであたしが傷つくのさ」

「分かんない?」

「分かんないよ!」

「木下さんを殺害した事件。その容疑者は、たった一人……





3組の担当の、北川由孝先生」