頼むものが決まると私は呼び鈴を押した。




全部樋口くんが頼んでくれた。




飲み物は、もちろん2人ともミルクティー。




ケーキは少し時間がかかるそうなので、後で持ってきてもらうようにした。




先にミルクティーとパフェがきた。




「いただきます」と言うと樋口くんはパフェを口に運んだ。




「やば、めっちゃうまい…美羽も食べるか?」




「食べたい!」




私もこの店NO.1のパフェには興味があった。




どんな味だろうかと私も口に運ぶ。




「えっ、めっちゃ美味しい!なにこれ??」




「美味しいだろ?」




「うん!すごく美味しい!初めてこんな美味しいパフェ食べた!」




樋口くんは美味しいスイーツがあるお店をよく見つけてる。どうやって見分けてるんだろうな…。




「よかった、美羽も美味しいって言ってくれて」




「だって美味しいんだもん!」




樋口くんが食べようと思って頼んだパフェだけど2人で食べた。




私達が食べ終えると食べ終わることをわかっていたかのように、限定のケーキが運ばれてきた。




少し小ぶりで種類も豊富だから食べやすいサイズだった。




ケーキがホールの状態で2つ運ばれてきた。




こういう仕組みなのか!すごい!




「ホールケーキ1人で食べるって私小さい頃夢だったなあ!」




「そうなのか?」




「そうなの!でもケーキって大きいでしょ?体も小さかったからそこまで食べきれないってお母さんが挑戦させてくれなかったんだよね」




「まあ…確かにそうだな、俺も夢だったけど無理だと思ってた」




「でしょ?でもここのケーキ少し小ぶりで全然私でも食べきれる量でうれしい!」




私達は余裕でケーキをぺろっと平らげた。




「美味しかったね!!」




少し残ってるミルクティーを飲みきった。




お金は樋口くんが払ってくれた。




私が払おうとしたら、「俺の為にわざわざ来てくれたんだし俺が払うよ」って言われた。