「じゃあ、帰ろっか」




「うん!帰る!」




「今日良かったね、梨奈ちゃん誘って」




「梨奈ちゃんいろんな事知っててすごいなって思った…って、私が知識なさすぎなだけかな?」




少し笑いながら麗香に言った。




「美羽ほんと頑張ってるね」




「だって、樋口くんに振り向いてもらいたくて、それに中学の時のこともあるし…」




「そっか、まだ気にしてたんだ」




「実は気にしてたんだよね…」




中学の時、クラスの子に
『お前地味、もっと女の子っぽくなれば?』
って言われたこと。




「そこまで気にしなくてもいいと思うけど…」




「だめだよ!私が気にしちゃうもん」




「そっか」




「だから、気にするだけじゃなくてこれを機に女らしく可愛くなって、いろんな人見返してやるの!それで可愛くなった後樋口くんが振り向いてくれたら嬉しいなって」




「なんかあったらサポートするよ、応援してるね?」




「麗香ありがとう!!」




でもやっぱり、麗香に頼りすぎないようにしなくちゃ。




頼りっきりで自立出来ないのは良くない気がする。




頑張らなくちゃ。