この手をぎゅっと、離さないでね?




「なのにお前なんか、転校初日にしてあっさり人気者になっただろ?俺だって、そんなお前をずっと羨ましいって思ってたんだからな」



みっちゃんが光琉くんは、小学5年生のときに転校してきたんだって言ってたな。

当時の光琉くんは誰にでも優しかったんだって。

それに顔立ちがいいことも相まって、アイドルのようにもてはやされていたのかな?



洋くんもまた、そんな光琉くんを羨ましいって思っていたんだね…。



光琉くんは複雑そうな顔をして、洋くんの話しを聞いていた。

何を言うでもなく、ときおり驚いたように目を丸くさせながら。