15分後。

「お疲れ。」

悠貴さんは、私の頭をぽんぽんして隣に座る。

「あれ? 悠貴さんも飲んでる?」

「ああ。
暁里が飲んでたら、俺の晩ご飯ないじゃん。
1人で飯、食うのも味気ないから、この間の
田中と長谷部を誘って飲んできた。」

「え!?」

3人の声が揃った。

「なんか言ってた?」

私が聞くと、

「どうしようかなぁ。
あいつらは言って欲しくないだろうけど…
聞きたい?」

「聞きたい!!」

3人でこくこくと頷く。

「じゃあ、聞いてないふりしろよ?」

私達は無言で頷いた。

「まず、長谷部は、加藤とデート
したんだろ?」

「はい。」

桜が答える。