私は、昨夜から悠貴さんの家に来ている。

今日は、悠貴さんが仕事を持ち帰ってるので、書斎に引きこもっている彼の邪魔をしないように、リビングでまったりとスマホを触って過ごしている。

お昼ご飯の時にでも、話してみようかなぁ…


11時半になったので、お昼ご飯の用意を始めた。

冷蔵庫には、鶏もも肉。

唐揚げ? 照り焼き? チキンステーキ? チキンカツ?

うーん、無難に唐揚げかな?

私は、唐揚げに決めた。


12時過ぎ。

お昼ご飯が出来たので、悠貴さんを呼ぶ。

「お食事、できましたよ。
そろそろ、お昼にしませんか?」

「あ、もうそんな時間?
今、行く。」

程なく、悠貴さんは書斎から出てきた。

「お、うまそう!」

悠貴さんはにこにこしながら、席に着いた。