「暁里の妹の旭(あさひ)です。
よろしくお願いします。」

「同じく妹の晴(はる)です。
よろしくお願いします。」

2人ともぺこりと頭を下げた。

「佐久間さん、お姉ちゃんなんかのどこが
良かったんですか?
佐久間さんなら、もっといい人いっぱいいる
でしょう?」

旭(あさひ)が聞いた。

悠貴さんは、私をチラッと見て、

「全部。
俺にはなくてはならない人です。
暁里以上の人なんて、存在しませんよ。」

と言った。

「キャー!!!」

妹たちが絶叫するのと同時に、私は真っ赤になって俯いた。

「お姉ちゃん、すごい人と付き合ってるね。
こんな事言ってくれる人、他にいないよ。」

旭(あさひ)が言った。

私はもう顔を上げられない。