【完】あなたなんていらない

「.....間宮ゆきさん、ですよね?」



「...えっ?」



わ、綺麗な人。



ツカツカと近づいてくるその人。



ふわぁ、と香った匂いはあたしが嗅ぎなれてしまっていたあの匂いだった。



それを認識して眉間にシワがよってしまう。