とにかく!皇輝から逃げなくては!
明らかに様子がおかしい。
私の正体を暴こうとしている。
特に、一之瀬!
キーンコーンカーンコーン
午前のチャイムなった!
弁当もって、急いで教室を出る!
西倉「小沼さん、健人が呼んで…」
木部「もうどっかいっちゃったよ~」
黒澤「逃げ足の早い奴」
西倉「まぁ、予想通りですね」
木部・黒澤「「うん(あぁ)」」
こんな話をされていたのなんて、私は知る由もなかった。
「ハアハア…」
ここまで来れば大丈夫でしょ。
どこかって?校舎の裏よ。
初めて来たけど、意外と綺麗な場所なのね。
でも、さっきから何かきこえる。
??「やめっ…」
??「大人しくしろ!」
??「おい、もっとちゃんと抑えてろよ!」
え、女の子1人に男3人が襲いかかってる!!!
この学校そんなに治安が悪かったの!?
助けないと、、、あ、でもどっちの私で行こう。
先生呼んできた方がいいかな。
いや、もし手遅れになったら、、。
よし!
「ちょっとぉ~!何してるのぉ~!?」
何も考えず飛び出したら
ぶりっ子でいってしまったー。
ぶりっ子じゃなかったら今後の学校生活がやばかったか。
男子A「あぁ??見てわかんねえか?邪魔すんじゃえ!!」
男子B「でも君も可愛いねぇー!混ざっちゃう??」
キモ…。
男子C「一人増えてもっと楽しめそうだな!」
はぁ、、、。
「私ぃ~、そんな趣味ないんでぇ~!
今、先生達よんだんでぇ~逃げた方がいいですよぉ~?」
先生達呼んだって言えば逃げるだろ。
男子B「なにー?!」
男子C「やべーよ!逃げようぜ!」
男子A「まて、それは無いな」
は?
男子A「ここまでの距離は結構かかる。ついさっき、この女を捕まえて遊び始めたのに、あんたが今さっき助けなを呼んだってのは無理があるぜ。ここに戻って来るのに往復してる時間があるんだぜ?」
ちっ、無駄に鋭い奴だな。
ここまでか。
「そうよ、助けは呼んではない」
ここで、こいつらを口封じすればなんとかなる。
男子B「じゃあお前も、一緒に遊ぼうな~」
男が、腕を掴んできた。
「…ふざけんなよ」
男子B「あぁ??なんった?」
この私に気安く触るとは、覚悟出来てんだろうな。
「汚ぇ手で触んなっつってんだろうが!!」
男に蹴りを入れようと、足をあげそうになった時、
パチンっ!
?「はーーーい、ストップ!」
「え?」
あれ?今まで怖がっていた女の子だよね?
?「ごめんね?」
ん?なぜ謝る?
まって、この人どっかで……。
「ぁ、あ、ああ!!!!」
やってしまった。これは、罠だ。
だって、この人。
「山本 未来、先輩…」
山本「あら?私のこと知ってるの?」
「は、い。」
山本 未来
高校2年
茶髪で肩に触れるくらいの長さ
皇輝のお姫様。常に皇輝の人達に守られている。
よく周りを見てみれば気づけたはず。
女の子1人は山本未来。
3人の男は、皇輝の下っ端。
そもそも、お姫様を1人にさせないはず。

