匠海が部屋へ入るとお姉さんは そっと出て行った。 匠海は俺の事を一切見ずに 仏壇に飾られた妻の方ばかり見ていた。 仁「匠海はもう小学5年生か。」 匠海「4年生だよ。 でも、後10日で5年生になる。」 仁「そうか。」 しばらくの沈黙の後、匠海は言った。