君にさよなら


彼が歌い終わった


気がついたら私は拍手してた

その音で彼はようやく私に気づいたようだ

私を驚いた顔で見る彼と目が合う


「びっくりした…」

「すみません、勝手に聞き入ってしまって!あんまり歌が上手だから!なんてゆーのかなこう浄化されていく感じ!そんで胸がギューーッと苦しくなる。さっきの歌、なんて言う曲ですか?」


「…リタイム…」

「へー、初めて聞きました!家帰ったら調べてみよ〜誰が歌ってるんですか?」

「さあね。てか君よく喋るね」

そう言って彼はフッと笑った

その笑顔が綺麗すぎて私は見とれてしまった