「この犯人はかなり用意周到だな。」 「・・と言いますと?」 「防犯カメラの位置を完璧に把握している気がする。 さっきの空き地はパチンコ屋から被害者の家までのルートで最も防犯カメラが無い区間に位置していたし、 今も・・ほら。」 真田さんが指さした所に防犯カメラがあった。 向井が飲んでいたスナック~彼の自宅の間にある唯一のもので、 犯行現場からかなり離れた場所に設置されていたものだった。 「当然あれには手掛かりになるような人物は写ってなかったんだろ?」 「そうですね・・。」