セクハラドS教師なんか好きになるわけない!!!

邪魔しやがってー!


「ほら、行くぞ」


わたしの手を掴んで、上りのエスカレーターの方へ歩くお兄ちゃん。


清水親子の行方がものすごーーく、気になる。


だって、あんな性格悪そうな清水先生が、甘い顔で娘さんに喋ってるんだよ??


写真の1つ撮っくべきだったなぁ。


「はぁー」


残念すぎる。


「何だよ?」


「なんでもなーい」


今度は私が明らかに不機嫌になる番だった。


たかが尾行なんだけど、なぜか腹が立つ。


「ったく。世話が焼ける奴だな。ここで待ってろ」


エスカレーターから降りてすぐのところにあるベンチ。


お兄ちゃんはそこに私を座らせてどこかへ行ってしまった。