「えっ!?心友彼氏いたの!?」


蓮井家のリビングのテーブルを囲むのは、私、お母さん、お父さん、そして彪斗。


私の隣には彪斗が座って、私の正面がお母さん、その隣がお父さん。


一週間前、私は無事に高校を卒業した。


「しかも彪斗くんじゃないか」


両親と彪斗は面識があるみたいだ。


「私たち、2年前から付き合ってるの。隠しててごめんね」


こんな改まった雰囲気ではあるけど、別に結婚を許してください!とかの挨拶じゃなくて、彼氏の紹介として連れてきただけ。


「もちろん真剣にお付き合いさせていただいてます」


先生は28歳。


私は19歳。


歳の差はあるけど、本気で愛し合ってる。


「恭の一番の友達なんでしょ?そりゃウェルカムよ。ねぇ?お父さん」