今日だけで何回重なったことだろう。


先生の唇が1度離れたから、私も離れようとしたけど、それは妨げられた。  


「ん…」


角度を変えて何度も何度も…。


「せん…せい……っ」


苦しくなってきて先生の胸を軽く叩くと、ようやく解放してくれた。


「意外とエロいな?お前」


なっ!!!


「ふざけ─」


思わず怒鳴りそうになった私の口を先生の唇がふさいだ。


「っ!!」


不意打ちキス…心臓が止まるかと思った…。


「静かにしないとバレるって言ったろ」


「せん…彪斗が悪いんだよ……」


これ以上キスされたらヤバそうだから、素直に名前を呼ぶことにした。


「上出来」


満足げに微笑む…いや、意地悪く口角を上げる先生。