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もうすぐでカレーが完成するという時。
「心友ちゃん、話があるんだけど、今いい?」
私が梨奈と共同作業しているタイミングを見計らって勝地くんが話しかけてきた。
「いいよー。何?」
なるべく自然に見えるように演技してみる。
「あ…できたら二人で…」
「別にいいけど…。ごめん、梨奈。あとよろしくね」
若干緊張しながら勝地くんと二人で野外炊飯場を出る。
野外炊飯場は川の隣に位置していて、川を渡ったところに広場がある。
その広場の奥がホテルだ。
「うまくいくといいね、二人」
とりあえず広場の木陰に身を隠し、野外炊飯場を見守る。



