セクハラドS教師なんか好きになるわけない!!!

次は私なんだけど…全然分からないや。


救いを求めて、清水先生を見ると、バッチリ目が合った。


そして先生は、視線を下にし、私の空欄だらけの、てか空欄しかない、プリントを見た。


「次、蓮井」


清水先生は、整った顔をふっと緩ませ、意地悪く笑った。


「……わかりませーん」


なんか性格悪そうだな、清水先生て。


私のこと絶対バカにしてるでしょ。


……バカだけどね。


「じゃあその次は?」


ちっ。


まだ私に解答させる気か。


勘弁してよー。


先生も見ての通り、私空欄しかないんだよ?