セクハラドS教師なんか好きになるわけない!!!

わざとらしくキョロキョロする茉子ちゃんにイライラして。


茉子ちゃんを抱き止めた先生にもイライラして。


行き場のない感情が私を支配する。


「あ、心友がキャッチしてくれたんだ。ありがと」


まるで天使のような微笑みを私に向けてくるくせに、その瞳だけは冷たくて、こんな女に負けたくない…。


そう、自然に思っていた。


「スマホ、ありがとう」


私がスマホを返さなかったから、茉子ちゃんは強引に奪って自分の座席についた。


「……っ」


ダメ…っ。


泣いちゃだめ…。


我慢しなきゃ……っ。