♥♥♥ 「授業始めるぞー」 その声に、弾かれるように顔を上げる。 清水先生…。 「昨日誰まで当てたっけ?」 クラス皆に問いかける先生をじっと見つめる。 だけど、先生が私の方に視線を向けることはなかった。 それどころか、意識的に避けられてるように思えてくる。 「野田までか。じゃ、今日は蓮井からだな。宿題答え合わせするぞ」 目を合わせてくれない。 ……私、何期待してるんだろう。