「怒んなよ。それとも嫉妬?」


ニヤッと唇の端を上げた先生。


不覚にもドキっとしてしまった。


「そんなわけないもんっ」


「………可愛い」


はっ!?


はぁっ!?


「今何て言ったっ!?」


あり得ない単語が聞こえたような…。


「…じょーだん。機嫌とってやろうと思っただけ」


こんにゃろ…。


「もぉっ!はい!解けた!」


向かい側の先生の机にノートを叩きつける。