身に入らない授業を無視して昔の事を思い出すことにした。
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埃っぽい洋館の暖炉のある居間で、幼い誘拐された遥が、燃えるモノをくべていた。閉じ込められたかつての自宅に監禁されており、煙突から出る煙で、誰かに見つけてもらう為に。
その煙を見つけたのがボクだった。ただ入るのに使った高窓が一人づつでも届かない。仕方がなく二人で燃えるモノを暖炉にくべた。
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埃っぽい洋館の暖炉のある居間で、幼い誘拐された遥が、燃えるモノをくべていた。閉じ込められたかつての自宅に監禁されており、煙突から出る煙で、誰かに見つけてもらう為に。
その煙を見つけたのがボクだった。ただ入るのに使った高窓が一人づつでも届かない。仕方がなく二人で燃えるモノを暖炉にくべた。

![【黒・中編・画】湖面に写る月の環[今昔擬人化小説]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/142243/nc0rrl7caz-thumb.jpg)

