水分を払った衣服を身に、二人は毛布にくるまり座った。
雪風が一番入らない場所に、一緒に座った。
きらきらした粉雪が見えた。
粉雪が電灯のあたりで溶ける様はきれいだった。
だから瑛一と、特に遥は一緒に、思い出した。
「瑛一クン」って私の過去に救出してくれた?と聴く。今、思い出した。怖かったから。
それに瑛一が答える。
「・・・」
▼△
雪風が一番入らない場所に、一緒に座った。
きらきらした粉雪が見えた。
粉雪が電灯のあたりで溶ける様はきれいだった。
だから瑛一と、特に遥は一緒に、思い出した。
「瑛一クン」って私の過去に救出してくれた?と聴く。今、思い出した。怖かったから。
それに瑛一が答える。
「・・・」
▼△

![【黒・中編・画】湖面に写る月の環[今昔擬人化小説]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/142243/nc0rrl7caz-thumb.jpg)

