「鏡よ鏡よ鏡さん。この世界で一番美しいのは誰?」
「はい、それは―」
「僕だろ?僕だよな?僕だといえコラ!」
見目麗しい王子様は、鏡に顔を張り付けながら尋ねます。
「いいえ、王子様じゃないのは確かです!」
しかし、鏡は真実を写すため、正直者でした。
「僕だと言うまで張り付くからな!!密着二十四時間になってもしらないからな!!」
「王子が何と言おうが、世界で一番美しい訳ありません。諦めてください。この変態ナルシスト」
鏡はちょっと毒舌でした。
「てんめぇぇぇぇ!王子様愚弄するとは何事だ!!」
「てか、貴方王子ですから『美しい』って言葉よりも格好いいの方が嬉しくないですか?」
鏡の言葉に、王子様はふっと髪をかきあげます。鬱陶しいですね。
「僕が格好いいのは当然だろ!そのかっこよさの先にあるのが美しさだ!」
「じゃあいっそ、女装して悪の女王にでもなったらどうですか?」
鏡の意見に、王子様は考え込みます。
「……なるほど。その手があったか」
王子様はちょっとアホでした。
「はい、それは―」
「僕だろ?僕だよな?僕だといえコラ!」
見目麗しい王子様は、鏡に顔を張り付けながら尋ねます。
「いいえ、王子様じゃないのは確かです!」
しかし、鏡は真実を写すため、正直者でした。
「僕だと言うまで張り付くからな!!密着二十四時間になってもしらないからな!!」
「王子が何と言おうが、世界で一番美しい訳ありません。諦めてください。この変態ナルシスト」
鏡はちょっと毒舌でした。
「てんめぇぇぇぇ!王子様愚弄するとは何事だ!!」
「てか、貴方王子ですから『美しい』って言葉よりも格好いいの方が嬉しくないですか?」
鏡の言葉に、王子様はふっと髪をかきあげます。鬱陶しいですね。
「僕が格好いいのは当然だろ!そのかっこよさの先にあるのが美しさだ!」
「じゃあいっそ、女装して悪の女王にでもなったらどうですか?」
鏡の意見に、王子様は考え込みます。
「……なるほど。その手があったか」
王子様はちょっとアホでした。


