ガラッ


「ぅわっ!」


あいつの幼馴染が出てくる。


俺を見た瞬間に顔を歪ませる。


「なんでいんのよ」


「…えっと、」


「心配とかほざくんじゃないよね?」


「…」


俺が心配しても近くにいてあげられないのはわかってる。


「どーでもいいけどあの子が放課後まで起きなかったら教室で待ってて。いつもみたいに。」


「いつも…?」


「あんたさ、あの子の机好きでしょ?
いつもみたいに待っててあげてよ」


確かに付き合ってた時はあいつの机に突っ伏して寝て待ってた。


「でも…」


「うるせー異論は認めねぇよ」


スタスタ教室に戻っていくあいつの幼馴染。


好きでもないやつが自分の席に座ってたら気分悪いだろ…