颯「それって本当に
必要な事だと思いますか?」

渚「え?」

颯「好きな食べ物や色。
生年月日や血液型。
相手の事を知るために
必要な事だと思いますか?」

渚「大切な事だよ。
誕生日を知っていれば
お祝いだって出来るし
好きな食べ物を知っていれば
手料理だって振る舞える。
好きな色を知っていれば
プレゼントだって選べるよ。」

マッシュくんは小さく微笑んだ。
きっと私は的外れた事を
言ってしまったんだと思う。