この激しい雨の中、外に出るわけでもなくサボテンで力尽きた私はフローリングの床に寝転び天井を眺めていた。 もしこの天井が雨と風に耐えきれなくなって吹き飛ばされたら、私はどうなるのだろうか。 一緒に飛ばされるのか、それとも屋根のなくなったこの部屋でずっと住み続けるのか、あるいは何もせずにただ今のまま空を見上げ続けるのか。 すべてが非現実的で、どれもが本当に起こりうることのように思えた。