トゥルルル・・・という呼び出し音が3回鳴ったら、音が途切れて、ゆう君が電話に出た。
何も聞こえないはずの無音の機械音が、いつもより大きく耳に響く。
『・・・ノリ?』
いつもより低いゆう君の声に、私のテンションも更に下がる。
「・・・うん。今、ついたよ。」
『そうか。・・・送れなくて、悪かったなあ。』
「ぜんぜん大丈夫。・・・いろいろ、ありがとうね。すごく楽しかった。」
楽しかったのは本当のことで、決して社交辞令じゃない。
だから、声も少しだけ明るく出来た。
『・・・』
何も言わないゆう君にちょっと困る。
いつまでも黙っているのも、居心地が悪いし、電話代がかかるだけだ。
なんていったって国際電話中だ。
仕方が無い・・・自分の気持ちを立て直して、私なりに頑張って明るい声をだす。
いつもよりは元気が出ないけど。
何も聞こえないはずの無音の機械音が、いつもより大きく耳に響く。
『・・・ノリ?』
いつもより低いゆう君の声に、私のテンションも更に下がる。
「・・・うん。今、ついたよ。」
『そうか。・・・送れなくて、悪かったなあ。』
「ぜんぜん大丈夫。・・・いろいろ、ありがとうね。すごく楽しかった。」
楽しかったのは本当のことで、決して社交辞令じゃない。
だから、声も少しだけ明るく出来た。
『・・・』
何も言わないゆう君にちょっと困る。
いつまでも黙っているのも、居心地が悪いし、電話代がかかるだけだ。
なんていったって国際電話中だ。
仕方が無い・・・自分の気持ちを立て直して、私なりに頑張って明るい声をだす。
いつもよりは元気が出ないけど。

