電話をしてみる私はチャレンジャー。
「10月31日、ハロウィンのダンス・パーティーがるんだけど、これないよね。」
『無理。その日は、夕方から勉強会がある。』
即答、ですよね。
「そうだよね~。私も行かないかな・・・。」
断り続けても、当日会場で誘われたら、みんなの前で断りづらくなるかも。
伊野君に恥をかかせちゃうことになるし、そうなれば、みんなの同情の声が後押しして、断るも逃げるもできなくなるかも・・・。
楽しみだったけど、行かない判断は賢明だ。
『・・・アイツに誘われているか?』
「・・・うん。」
なぜかゆう君に送ってもらう所を、毎度、伊野君に見られてしまうのです。
そして、最近の伊野君はゆう君に対して、敵意の視線を送ってくる。
とっても面倒くさい状況だ。
行きたくない訳をゆう君だってわかっちゃうよね。
『好きになれないのか?』
「!!」
好きな人から、別な男の人の事を問われるなんて・・・。
辛い・・・。
ときどき、女の子の気持ちをわかってないゆう君に腹が立つ。
「そういうの、苦手だって知ってるくせに。」
つい恨みがましく言う。
すごく可愛くないよね。
わかっているけど・・・。
『・・・でも、その日は本当に無理だから。・・・気をつけろよ。』
「うん。わかってる。・・・寮の子たちいっぱい参加するし、それがみんなカップルになるとは思えないし・・・大丈夫だよ。」
がんばって明るく言った。
でも、その考えは、甘かった!

