その後も、2回ほどゆう君に会って、一緒に食事をした。
近くにいてもなかなか会えないもんだね。
でも、去年、ゆう君が研修に出発してから1年以上会えなかったことを考えれば、すごくいい。
10月に入り留学も半分過ぎた。
少し寂しさを感じる。
でも、そんな私の気持ちとは裏腹に、今月末のハロウィン・パーティーの事で学生たちは浮き足立っていた。
そのパーティーの終わりには、ダンスタイムがある。
相手がいる人はお互いに誘い合い、いない人でも、その場で相手が見つかる可能性が高いという。
毎年、それを境に多くのカップルができるらしい。
予想通り、伊野君はルーシーではなく、私を誘って来た。
「ノリコ!断るんでしょ?」
「すでに断っているよ!でも、なかなか引いてくれない・・・。」
「ノリコには、ステキなダーリンがいるんでしょ?彼をパーティーに誘いなさいよ!」
そんな会話を、仮装の衣装を作りながら、ルーシーに毎晩言われる。
ゆう君は忙しい。
学生のお祭りになんて来るわけがない。
わかっていても・・・。

