白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】


その後も、2回ほどゆう君に会って、一緒に食事をした。

近くにいてもなかなか会えないもんだね。

でも、去年、ゆう君が研修に出発してから1年以上会えなかったことを考えれば、すごくいい。



10月に入り留学も半分過ぎた。

少し寂しさを感じる。



でも、そんな私の気持ちとは裏腹に、今月末のハロウィン・パーティーの事で学生たちは浮き足立っていた。

そのパーティーの終わりには、ダンスタイムがある。

相手がいる人はお互いに誘い合い、いない人でも、その場で相手が見つかる可能性が高いという。

毎年、それを境に多くのカップルができるらしい。



予想通り、伊野君はルーシーではなく、私を誘って来た。

「ノリコ!断るんでしょ?」

「すでに断っているよ!でも、なかなか引いてくれない・・・。」

「ノリコには、ステキなダーリンがいるんでしょ?彼をパーティーに誘いなさいよ!」

そんな会話を、仮装の衣装を作りながら、ルーシーに毎晩言われる。

ゆう君は忙しい。

学生のお祭りになんて来るわけがない。

わかっていても・・・。