白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】


ふと、私をジーと見つめるゆう君の目に気が付いた。

「なに?」

「・・・着替え、それでいいなら、今日はここに泊まれば?・・・送っていくの、面倒になったのもあるけど、さっき、そこでバーベキューした話しをした時、やりたそうだったから・・・肉、焼く?」



庭を顎で指しながらゆう君が誘ってくれた。

「焼く!」

車で5分くらいの大きなマーケットに買出しに出かけた。

お肉、野菜、ソースと私の化粧品と下着を買った。



ゆう君が泊まれ、と言ってくれた事に、わかっていたけど下心は無かった。

手際が良いゆう君は、炭に造作も無く火を熾す。

それさえカッコイイと思ってしまう。

そして、2人でたくさんお肉を食べた。

夜は、客間のベッドを用意された。

それはちょっと残念に思ったけど、素直にゆう君とは別な部屋で休む事にした。




次の日は、遅い朝食を食べ、寮に送ってもらった。

大学の駐車場に車を止め、歩いて一緒に寮の前まで来た。


「結構、古いなあ・・・。」

「そうだね。・・・でも、寮母さんもいるし、警備の人も回ってくれているんだよ。」

ゆう君を安心させるように材料を並べた。



「あれ?・・・ノリコ!」



私たち以外の声が、少し遠くを通りかかる男の子のグループから聞こえた。