白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】


「・・・ああ、そう言えばそんな事あったなあ。」


「あの後の週明け、大変だったんだよ。誰だ、誰だって・・・。ゆう君の事、根掘り葉掘り聞かれたけど・・・答えなかったけどね。」


誰かに取られるみたいで答えたくなかった。
取られるも何も、ゆう君は私の物じゃないし、私の物にはならない。
わかっていても、独占欲というのはムクムクと沸き、押さえられない。



「・・・その時、一緒にいた人と付き合ってたんでしょ?」



コーヒーを飲む手が止まり、下から掬うように、私を見つめるゆう君。
まるで睨むような鋭い視線に、ちょっとだけ怖気ずく。
こんな風にストレートにゆう君のお付き合い状況を聞いたことはない。
聞かれたくなかったのかな。
目を伏せ、溜め息を吐くゆう君。

「・・・ごめんなさい、余計な事を聞きました。」

楽しかったのに、自分の言葉でこの場を壊してしまった事に後悔する。
だったら、黙っていればいいのに私ってどうしようもないヤツ。




「謝らなくていいよ。・・・確かに、その時は付き合っていたけど、あの後、すぐに別れたんだ。自分が1番じゃないと嫌だと言われたから。」