白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】

水道を止めて軽く手を拭き、後ろを振り返って、自分からゆう君の首に腕を回す。


「・・・どうした?」


私の耳とゆう君の口が、この上なく近くなったこの状況。

少し心配げなゆう君の声が、耳にダイレクトに入ってくる。

起きたばかりのゆう君の声は、少し擦れているからいつもよりセクシーに聞こえる。

セクシーとかわかるようになったのね。

自分の成長に少し照れる。



「ごめんね。」


「・・・何が?」


前後のつながりも無く謝った私を疑問に思うよね。


「・・・すごく、欲張りになったみたいなんだよね。・・・ゆう君を独り占めしたくなった。」


それは、たった今まで考えていた事なんだけど・・・。


「・・・」



静かな沈黙が部屋の中に流れる。

あれ?なんか怒っちゃったかな。

迷惑とか思った?

・・・重い女だとか、めんどくさいヤツとか?

沈黙が怖くなって、自分の言った事を後悔してしまう。