しかし、数秒経っても何も起こらない。 恐る恐る目を開けると、店長がいなくなっていた。 (はっ……もしかして、正面からいなくなったら背後に回ってて、 振り向いたらもう遅いってパターン……!?) 俺は後ろを振り向いた。 だが、後ろにいたのは店長じゃなくて、さっき俺の肩を叩いた人だ。 あれ、おかしいな……。 俺が挙動不審にきょろきょろしていると、 店長が何かを抱えて戻って来た。 (ああっ、この隙に逃げれば良かったかも……!)