航生はその言葉通り何度も告白してきた。

高校を卒業し、今は同じ大学に通っている。

何年も一緒にいるうちに航生のことが好きになっていた。

次の告白は絶対OKするって決めてた。

その告白の日は私の誕生日だった。

「由奈。好きだ。付き合ってください」

10回目の告白。

「よろしくお願いします」

そう言うと航生はとっても驚いていた。

「はぁ?嘘だろ。今なんつった?」

航生何年も待たせてごめんね。

泣いてる時いつもそばにいるのは航生だった。

これからは私が航生を支えて行くんだ。

私はそう決意した。