制服を着終えた私はパンを口に咥え家を出た。

猛ダッシュして学校へ向かう。

「おい!危ない!」

えっ?危ない?

私は走る足を止めた。

前を見ると信号が赤だった。

危ないって言ってくれたの誰だろ。

周りを見渡すと左の方に同じ制服を着た人がいた。

多分あの人だ。後でお礼しないと。

学校へ着いた私はさっきの人を探した。

「キャー!イケメン!」

ん?イケメン?