「萌、元気なくなーい?ね、芹奈もそう思うでしょ?」
「うん。萌、どうしたの?」
久し振りに3人昼休みに揃った。
だいたい芹奈ちゃん透哉君と居るから一緒じゃなくて麻友ちゃんと2人だけど。
麻友ちゃんが居ない時は何故か晴馬君がいつも姿を現してた。
晴馬君が居ない時は何故かカイトくんが話しかけてくれてた。
って、あたしそんなに子供じゃないし。
一人でも平気なのに。
むしろ今日は一人でいたい。
「ねぇ萌、聞いてんの?」
「うん」
「体調悪かったらさ、保健室行きなよ」
「そうだよ萌。無理したら悪化しちゃうよ?」
「うん。ありがとう。でも大丈夫だよ」
「あー、マジ訳分かんねー奴。ギャーギャー騒いでねーと萌らしくないわ」
「んー…そだね」
麻友ちゃんは深くため息を吐き捨て、菓子パンを口に運ぶ。
そんな麻友ちゃんに困ったように芹奈ちゃんも眉を潜めた。
「あー、アンタあれでしょ。やっぱ佐々木となんかあったでしょ?」
「…え?」
「アンタあの日からおかしくない?それとも晴馬?晴馬もなんかおかしいんだよねー…」
そんなのどっちもだよ。
でもだけど、何も言えない。
「そんなんじゃないけど…」
「萌、やっぱりしんどいんじゃない?保健室行ったほうがいいよ」
芹奈ちゃんがあたしの腕を掴んだ。
別に大丈夫だけど。って言おうとしたけど声が出ない。
「麻友、あたし萌を連れて行ってくるから」
「うん、分かった」
「行くよ、萌」
必然的に足が進んだ。
結局その日は保健室で過ごして、次の日は学校を休んだ。
なんとなく行けなかった。



