「え?
食事だけのつもりだったけど?」
私が答えると、
「爽ちゃん、この間の歓迎会で全然飲めない
まま帰っちゃったから、代わりに飲んだら
いいよ。」
「そう?
服部さんは、飲むの?」
「爽ちゃん程、強くないけど、1杯位、
飲もうかなぁ。
ワインをボトルで頼んで、俺1杯で、残りを
爽ちゃんで、どう?」
「ははっ
いいよ。」
「じゃあ、メインは後にして、まずは、
つまみになりそうな料理を頼もうか?」
「うん。」
服部さんは、ワインと単品料理をいくつか頼んでくれた。
「爽ちゃん、歓迎会の日は、部長に家まで
送ってもらったの?」
あの後、飲みに行ったとは言えない…



