「どこか、行きたい所あるか?」

「うーん、将軍さんと一緒なら、どこでも
嬉しいです。」

私が答えると、将軍さんは顔を赤らめて嬉しそうに笑った。

「爽、お前、かわいすぎ。
このまま、部屋に連れて帰りたくなる。」

「あ、お部屋デートもいいですよね?
DVDとか借りてきます?」

「くくっ
爽、それ、ほんとに天然なの?」

将軍さんが苦笑している。

「え?
何が?」

「まぁ、いいや。
気長に振り回されてやるよ。」

「え?
私、何か、変な事言いました?」

「いや、DVD借りに行こう。
爽は、どんな映画が好きなんだ?」

「私は何でも見ますよ。
べたべたの恋愛物もアクションもホラーも
サスペンスも。」