「お前、いつまで、部長って呼ぶんだ?」
「へ?」
「へ、じゃねぇよ。
部長って連呼されると、仕事で店舗回り
してる気分になる。」
「えぇ!?
じゃあ、なんて呼べばいいんですか?」
「名前で呼べ。」
「………
ごめんなさい。
名前、覚えてません…」
「ぷっ
お前なぁ…」
私が申し訳なくて俯くと、部長が私の頭を指で軽く突いた。
「将軍と書いて、しょういって読むんだ。」
「将軍(しょうぐん)!!
すごい名前ですね。」
「だろ?
恥ずかしいったら、ないよな。」
「えぇ?
何でですか?
カッコいいじゃないですか!」



