「じゃあ、いいじゃないですか。
女の子は誰だって、奢ってもらえたら
ラッキーって思ってますよ。」

「くくっ
正直だな。」

「はい。
それが私の唯一の取り柄ですから。」

「くくくっ」

なんだか、もう、部長は笑いが止まらなくなったようだ。

私、そんなに変な事、言ったかなぁ…


「さぁ、着いたぞ。」

部長が連れてきてくれたのは、今、人気の創作和食のお店。

「わぁ!
ここ、来てみたかったんですよ!
ありがとうございます!!」

部長と共にお店に入ると、部長は出迎えた店員さんではなく、違う店員さんを呼び出し、何か耳打ちした。

すると、私たちは、奥の個室に通された。